2019年11月18日月曜日

MacIntosh MC2120電源スイッチ交換。(#00031)

MacIntosh MC2120の電源スイッチについては、手持ちのロータリースイッチで誤魔化していたが、多分電流容量としては3A程度、ちょっとこのまま使うのは気が引けていたが、なかなかオリジナルと同じNobel製、すなわち、日本の帝国通信工業製のロータリースイッチが見つからず、eBayで見つけ購入した。物は、香港の部品業者からの購入となった。

下の写真が入手したNobelのスイッチで、本体側はMC2125に付いているスイッチとほとんど同じと思える。
ところが、シャフト径は、インチとミリで微妙に寸法が異なる(これは元々認識していた)、入手したスイッチの軸の径は実測6mm、ちなみにオリジナルは6.8mmでシャフト径が異なる。
これは、オリジナルのつまみを付けるときは、切り裂き部分の寸法を変えれば修正可能だが、今回判ったのは、止めるネジ部分も大きさが異なること。
実際に取り付けると、穴径が若干小さい。
丁度、合うサイズのバネというかリングがあり、それを噛ませば丁度取り付ける事ができた。

実寸法を考えると、ネジ径を変えるのは判るが、その時代の日本の電子部品のきめ細やかに対応する柔軟性を感じた(多分、欧米メーカーであれば、つまみの軸径は顧客要求に合わせて変えても、止めネジネジ径までは多分、変えないだろうなあ)。


オリジナルのつまみを入手して変えるべきだが、余りにも高いので、手持ちのベークのつまみにしている。
一方、電源スイッチの投入の感触というか、入り切りの押す力の重さが、やっぱりオリジナルと同様に丁度良い重さであり、気分が良い。
まあ、これはこれで良いと思える。






2019年11月4日月曜日

JBL D130の箱の遷移-D130 16オームグレイと8オーム黒(#00030)

Harkness購入については前回述べたが、日時を調べると2009年と既に10年が経過した事になる。
今までのC36/C38は箱のみの購入だったが、Harknessについては同じD130+175DLH+N1200の構成で、且つまた16オームのグレイ版、ネットワークのN1200については旧型のネジ止め式の物だった。
早速、手持ちの8オーム黒フレームと16オームグレー版との比較を半年くらいかけて行った。

良く言われている、JBLは16オームグレー、できれば更に古いフラットバックに限るみたいな事を言われ、音がかなり違う様に噂されるが(フラットバックは自分は不知だが)、結論からいえば、グレーと黒の差は騒がれる程では無いと思う。

では全く同じかと言われると、正直それも違うのは確かで、16オームグレーは、ちょっとネアカ、押し出しは若干強めだと思う。ちょうとイメージ的にはC36/C38の箱でのオリジナル&国産箱の違いと同じ様な傾向にも思える。

それで、結論的には手持ちの8オーム黒を残したのだが、8オーム黒は自分が新品購入し30年くらい使い続けたもので、素性がはっきりしている事。グレイの方は明らかに真ん中のダイヤフラムの修正跡があったり、やっぱり自分が付き合い続けた素性の知れたユニットを継続して使いたいので、結果としてはグレーを手放した。

それから、私の場合はMC240にしろ、MC2125/2120にしろ、マッキンのトランス付きで16オーム、8オームをドライブする側から見ても差がないからこそ言える話で、通常のマッチングトランスを持たない(OTLというか?)アンプであれば、結果は更に判らないと思う。

確かに、ユニットの条件(傷み具合、素性など)が全く同じであれば私も16オームグレー版を残したとは思うが、8オームを選択したのは、逆にその程度の差とも言えると思う。



2019年11月3日日曜日

JBL D130の箱の遷移-Harknessについて(#00029)

正直、D130のバックロードに関しては購入まで、あまり良い印象は無かった。

特に、昔(大昔?)、山水電気のショールームが新宿の明宝ビル1階にあったころ、良くお邪魔していたが、そこに山水のSP707Jがあり、これは国産・山水箱とは言いながら、中身としては縦置きHarknessとも言える程同じものと思うが(当時既にHarknessはとっくの昔に製造中止になっており、オリジナルを聴くことはほとんど不可能に近かった)、いつ聞いてもどうもよろしく無い。

キンキンカンカンやたら音が硬く、その当時の同じ様なレベルのスピーカーとしてL300の方がよっぽどマトモな音に感じられた。
当時からバックロードは鳴らし込みが難しいとの評価があったので、ジムランのバックロード特に38cmあたりの大型箱になるとよっぽど覚悟しないと難しいとの印象をずっと引きずっていた。

そういえば明宝ビルの山水ショールーム懐かしいですね。ストリートビューで見たら、明宝ビル自体は当時のままの姿で残っており、懐かしく思いました。
以下のストリートビューでいうと茶色のビルの正面右側がショールームの入り口。それにしても、背後の高層ビル群、変わりましたねえ。当時はKDDIビルと京王プラザくらいしか見えなかったがこの変わり様。もとい。

ただ、C36なりC38の超が付く程の小型箱を30年近くも使っていると、どうも肉食獣を小さな鳥籠で飼っている様で、一度はそれなりの箱で鳴らしたいと思い、代わりの箱を考えていましたが、どうもD130に合う箱が無い。

大型箱というとJBLの普通の箱だとC50オリンパス位が最大だが、ちょっと違うと思う。
たぶん大型平面バッフル、それも後面解放で後ろは、ボックスでは無く、控え室程度なんて良いとは思うが、ちょっとそんな環境はとても無理。

そうすると、昔の音の印象が悪い、山水SP707Jか、Harknessしか思いつかなかった。
山水SP707Jは縦箱で高さがあり圧迫感もあり、できれば横置き、ちょうどリスニングルームが入手出来て、たまたまオークションで出物が有ったので購入することに決定。

ただ、今までは箱のみでの購入だったが、今度はユニット込みのスピーカーシステム、それもグレーの16オーム版なので、さらに悩む事に。
その顛末は次回以降。






バンドネオン: バンドネオンを背負えるバック (#00043)

バンドネオンの練習を始めたが、やはり独学では無理と感じ始め、教室に通い始めた。 そこで必要になるのはバンドネオンのバッグ。 最初はもともと入っていたハードケース(楽器本体と同時代のかなり年代物の重い箱)で運んでいたがとても重くリュックの様に背負って使える物を探したが、、、、。 海...