2019年11月3日日曜日

JBL D130の箱の遷移-Harknessについて(#00029)

正直、D130のバックロードに関しては購入まで、あまり良い印象は無かった。

特に、昔(大昔?)、山水電気のショールームが新宿の明宝ビル1階にあったころ、良くお邪魔していたが、そこに山水のSP707Jがあり、これは国産・山水箱とは言いながら、中身としては縦置きHarknessとも言える程同じものと思うが(当時既にHarknessはとっくの昔に製造中止になっており、オリジナルを聴くことはほとんど不可能に近かった)、いつ聞いてもどうもよろしく無い。

キンキンカンカンやたら音が硬く、その当時の同じ様なレベルのスピーカーとしてL300の方がよっぽどマトモな音に感じられた。
当時からバックロードは鳴らし込みが難しいとの評価があったので、ジムランのバックロード特に38cmあたりの大型箱になるとよっぽど覚悟しないと難しいとの印象をずっと引きずっていた。

そういえば明宝ビルの山水ショールーム懐かしいですね。ストリートビューで見たら、明宝ビル自体は当時のままの姿で残っており、懐かしく思いました。
以下のストリートビューでいうと茶色のビルの正面右側がショールームの入り口。それにしても、背後の高層ビル群、変わりましたねえ。当時はKDDIビルと京王プラザくらいしか見えなかったがこの変わり様。もとい。

ただ、C36なりC38の超が付く程の小型箱を30年近くも使っていると、どうも肉食獣を小さな鳥籠で飼っている様で、一度はそれなりの箱で鳴らしたいと思い、代わりの箱を考えていましたが、どうもD130に合う箱が無い。

大型箱というとJBLの普通の箱だとC50オリンパス位が最大だが、ちょっと違うと思う。
たぶん大型平面バッフル、それも後面解放で後ろは、ボックスでは無く、控え室程度なんて良いとは思うが、ちょっとそんな環境はとても無理。

そうすると、昔の音の印象が悪い、山水SP707Jか、Harknessしか思いつかなかった。
山水SP707Jは縦箱で高さがあり圧迫感もあり、できれば横置き、ちょうどリスニングルームが入手出来て、たまたまオークションで出物が有ったので購入することに決定。

ただ、今までは箱のみでの購入だったが、今度はユニット込みのスピーカーシステム、それもグレーの16オーム版なので、さらに悩む事に。
その顛末は次回以降。






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