2019年10月30日水曜日

JBL D130の箱の遷移(#00028)

D130との付き合いは40年超えだが、箱の移り変わりと、その結果について書いておこうと思う。

学生時代なけなしの金を叩いてD130を買ったことは書いたが、悲しいかな箱を買うお金が無く、一年近く箱無しの状態だった。
やっと進光舎製のC38 の中古が出たので、これを購入。

でもやっぱりD130単体では高音が如何ともし難く、その頃には働き始めたので、075+N2400を購入。JBLで言うところの030システムとなり、その後10年以上、アフリカのコンゴ内戦によるアルニコ(コバルト)入手困難によるフェライト変更前に急遽175DLHを購入するまで、このシステムでの運用が続く。

その後、しばらくしてオークションが始まった頃に、やっぱオリジナルボックスを聞きたくJBL C36の中古に替えた。
良く国産箱(進光舎)とオリジナルの違いを聞かれるが、箱の仕上げは全く別物と言えると思う。

進光舎のは、オーディオ的に板厚のある、補強しっかり入り、オーディオ的には、よっぱどオリジナルよりまともな、しっかりした作り、物だけ見ると進光舎の方がよっぽど良い。
一方オリジナルは、板厚も薄いし、吸音材も片面入れ忘れている作りのいい加減さである。良くオリジナルは米松云々で良いという話が出るが、私はそれ以前の問題の方が大きい様に感じる(C36は確かに合板ではあるけど、C40なんて主要部分はパーティクルボードだから、米松とも言えないし、、、)。

出てくる音は、補強板厚充分の進光舎のは、その厚さが災いしてただでも薄い低音が、更に薄くなるが、生真面目な、オーディオ的には正しいと思われる音の様に感じる。

一方、オリジナルは板厚や補強が薄い分、若干は低音が厚め、ただ、大音量は板厚が薄い分、どこか共鳴音が混ざるような気がする(中身を知っているだけに、やばいんじゃ?という精神的な要素が大きいと思うが)。

ただ、出てくる音が、どこか天真爛漫、ネアカに感じられ、生真面目な進光舎との違いを感じた。
陰影のあるクラシックを聴くのであれば進光舎の方に分があるが、もっぱらジャズが主体なので、ネアカ結構と思う、
半年くらい、とっかえひっかえ交換して比較したが、最終的にオリジナルを選択した。

その後にC40 Harknessに替わるのだが、天地鳴動、とても同じスピーカーと思えないほどの変化だったが、それは次回以降にする。



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