2019年8月31日土曜日

MacIntosh MC2120/MC2125 Input Boardの修理。 (#00012)

MC2120/MC2125共通だが、入力端子に直接ついているInput BoardのInput Level切り替えスイッチの付いている基盤の設計がまずい!

マッキンの昔の玉のアンプの「鬼のカラゲ」の超堅実&信頼性重視設計&配線とは比べ物にならないが、それでも石のアンプでもメインのOutputBoard等は、設計者の誠意が感じられるが、こと、このインプットのプリント基盤に関しては、全く無神経で電気やオーディオを全く知らない、もしくは配慮が無い設計だと思う。

また、考えて見ると、この基盤だけは、MC2125/MC2120のService Manualに記載が無く、最初から継子扱いだったのだろうなあと想像する。

何が拙いかと言うと、基盤に取り付ける抵抗やキャパシターの配置が左右信号経路でめちゃくちゃで、左右の配線経路が全く異なるし、実際アイソレートしなければいけない抵抗と入力ラインがごく僅かしか離れていなく、半田付けすると必ずと言って良いほど半田が渡ってしまう。

おまけに入力レベル切り替えスイッチがMC2120/MC2125の弱点で結構接触不良を頻繁に起こすし、その度に半田付けが必要で、回数を重ねる毎に基盤の銅パターンが痛む。

30年越えの使用期間で、結構昔からこのスイッチの接触不良問題が起きており、半田修正回数が多くなって来たので、基盤の半田もメタメタになりかけている。

ネットを見るとこの基盤を止めて空中配線に変えている事例があるが、そうすると放熱器との距離が短すぎて収まりが悪い。
と愚痴を言っても始まらないので、今回も直す事に。

毎回シールドケーブルの半田を外すのも無理が重なって弱くなったので今回はコネクターに変更した。
Garretta Audioで、「基板-線接続コネクタ-」を使う事にした。

また、今回も入力レベル切り替えスイッチの分解洗浄を実施。

組み付けたところ、「基板-線接続コネクタ-」とスイッチ間が狭く、接触しそうなので、スイッチ外装にポリアミドテープを貼っておいた。
半田メタメタで恥ずかしながら、裏面も。
ちなみに画面内に赤丸部分が問題の箇所。
スイッチを外して取り付けると渡ってしまうし、スイッチはまだしも、抵抗はもう少しスイッチ側を距離を離す事も出来たはずで、設計が悪いと思う。
とりあえず、スイッチ接点磨いて、半田修正して完了。


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