2019年8月9日金曜日

MacIntosh MC2125 NTCサーミスタ(部番144-074)の代替え品検討。 (#00003)

MC2125の最初で述べた様に、2−3年前に突然サーミスタ(R279, 部品番号144-074)が焼損。火花が散ると同時に、終段やドライバーのトランジスタも不良となり、数年かけての修理となっている。

主として海外のサイト(AudioKarma, DiyAudioなど)の情報が役に立ち、Motorolaの製造系を引き継いているOneSemiでの代替え品が確保できており、充分情報も得られた。

一方、NTCサーミスタについては、海外サイトでも質問が出されているが、適切な回答が得られないこと、しびれを切らせてAudioClassicsでの部品調達を目指したが入手困難と断られ入手手段が絶たれた状況が続いた。

しびれを切らせて、それではサーミスタを実測して測ってみようということで以下の様なベンチを作って測定しました。
超バラックなので判りづらいと思いますが、左にアイロンを置き、アイロンはスライダックで温度調節。温度計とNTCサーミスタを同じ温度ポイントで測定し測定を測りました。


結果は、NTCサーミスタ、500Ω、B定数=1,000という代物だった。
500ΩのサーミスタでB定数=1,000の物は、私が調べる限り現状は無い様だった。
あるのは大体B定数=3,500以上とすると、高温側の75℃で、B定数=1,000だと、抵抗値が大体310Ωに対して、B定数=3,500だと107Ωにしかならなく、B定数=3,500を代わりに使うにもちょっと躊躇せざるを得ない。この辺りが代替え品が見つからない原因か?

現状は、抵抗値150Ω、B定数=3200のサーミスタ2個と200Ωの抵抗をシリーズに接続すると近似値となるので使っており、とりあえず動いている様だ。
150Ωサーミスタを熱伝導シリコンシートに取り付けたのが以下。
結果としては、以下の様な形で放熱板に取り付けている。

まあ、見た目がイマイチなので、今後抵抗値などを調整しながら、もうちょっと見栄えがまともになる様に変更する予定です。

0 件のコメント:

コメントを投稿

バンドネオン: バンドネオンを背負えるバック (#00043)

バンドネオンの練習を始めたが、やはり独学では無理と感じ始め、教室に通い始めた。 そこで必要になるのはバンドネオンのバッグ。 最初はもともと入っていたハードケース(楽器本体と同時代のかなり年代物の重い箱)で運んでいたがとても重くリュックの様に背負って使える物を探したが、、、、。 海...