MC2125(1)の故障については、使用中、突然ギャーというけたたましいノイズが出る様になり、急いで電源を切った。
両チャンネル同時という事は、共通部分、すなわち電源、特に整流のブロックコンデンサーが怪しいと判断して調べることに。
手持ちの中華テスターでチェックした所、倍圧整流の250uF250Vの容量が完全に無く、表示もCapacitorではなくResistorでありこれが原因と断定。
併せて、その後段の100uF500Vの片側も片側の容量が抜けていたので、計4つのブロックコンデンサーを交換する必要がある。
MC240(2)の場合にはオリジナルを尊重してマロリーと同じ製造とのふれ込みのCE Manufacturingの物を調達したが、マロリー/CE Manufacturingの場合は、倍電圧整流側がどうしても外側が高電圧に晒され、如何にオリジナルに近いといっても、アンプを弄る側となっては危険なので選びたくない。
結果として、MC240(2)の時は、倍電圧はニチコン、次段はCE Manufacturingとしたが、CE Manufacturingもしばらく見ぬ間に大分価格が上がってしまった。
また、倍電圧側の耐圧250Vだとちょっと心配な事もあり、もう少し耐圧を上げておきたかった(もちろん、そうゆう面では次段の500Vも上げないと意味が無いが500V超の入手は難しいので諦めざるを得なかった)。
結果として、以下の組み合わせとなった。
倍電圧ブロック -> 250uF/250V x2 -> EPCOS/TDK 470uF/450V x2
次段ブロック -> 100uF/30uF/500V x 2 -> Gold UNICON 100uFx2/500V x1 および Gold UNICON 47uFx2/500V x1
結果良好で、見事復活出来た。
測定が未だなのと、内部の写真撮り忘れたので、その辺りは後日に追加の予定。
気が付いたら周りはかなり古いものばかり。現代のから見ると周回遅れも甚だしい物ばかり、だからこそ見えてくる景色もあると思い、力を抜いて急がず、ゆっくりスローライフで行きます。
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