MacIntosh MC2125/MC2120のBIAS調整は以前から疑問に感じて触らず来たが(使用30年以上でBIAS調整をしていなかった事となり恥ずかしい限りだが)、一応故障箇所も治り、最後にBIAS調整をしておかなければ、と思い実施することに。
Service Manualでは;
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8. Power amplifier bias adjustment:
Operate MC 2125 at 120 volts line input with no input signal. Measure the input power (approximately 50 watts) or current (approximately 0.4A amps). The bias potentiometers R241 & R242 are located on the power output PC boards.
(a)
Turn both bias potentiometers full counter clockwise
(b)
Rotate bias adjustment cw to the point where the line input power or current begins to increase then back off slightly to the point where the line input reaches its lowest value.
(c)
Repeat step (b) for each channel independently.
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となっており、Google翻訳を通すと;
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8.パワーアンプのバイアス調整:
入力信号なしで120ボルトのライン入力でMC 2125を操作します。 入力電力(約50ワット)または電流(約0.4Aアンペア)を測定します。 バイアスポテンショメータR241およびR242は、出力PCボードにあります。
(a)両方のバイアスポテンショメータを反時計回りにいっぱいに回します
(b)バイアス調整cwを、ライン入力電力または電流が増加し始めるポイントまで回転させ、ライン入力が最低値に達するポイントまで少し戻します。
(c)各チャネルに対して個別にステップ(b)を繰り返します。
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という事で、本当に電源側の消費電力を測ってバイアス調整が出来るのって疑問だった事もあり、今まで行って来なかった事、また、この為にワットメータ買うのもちょっと気が引けていた。
また、海外のサイトでも同様の質問があり、そこでの回答は、歪率計を使って歪みが変わる点がAB級の切り替わりポイントだという理論的にも正しいと思われる回答が有った事などにより、当初は歪率計を使ってバイアス調整を行うつもりでいた。
だが、考えてみると、家にすでにワットメータが有るではないですか!
そう写真のサンワサプライのワットモニター(Model TAP-TST8)。
3.11以降の省エネの測定の為に買った物が。 だが、ここ数年、つかわれない物が、、、。
半信半疑ではじめてみると、見事に動いてバイアス調整ができるんですね〜。
大体最小値が写真の表示の通り大体19〜20Wくらいで推移し、有る点を越えると急激に100W位まで一気に跳ね上がる。
多分バイアス調整は、その急激な変節点のちょっと手前と理解し、調整しました。
左右チャンネル、片側づつ調整し、見事にバイアス調整が完了となりました。
この方法、やってみると非常に簡単で、今後いろいろ使えそう。MacIntoshのService Nanualは間違っていなかったという事で。
めでたし、めでたし。